わらしべワークプロジェクトについて
ゆどうふでは2020年4月から「わらしべワークプロジェクト」という事業を行います。
この事業は、ひきこもりや生きづらさを抱えている若者が中心となり、地域で生じている日常的な困りごとの解決を有償で担う、というモデルになります。
既存の就労支援制度の中で自分が動き出すきっかけを見出すことが難しい若者は大勢います。
彼らの中でも「この作業なら得意、やれる」「やれるかわからないけど興味はある」または「このことに関しては誰よりも詳しい!」ということは少なくありません。
そういった彼らのやりたいこと、強みを直接地域の困りごととマッチングさせていくというのがこの事業の主旨になります。
昨年8月より、わらしべワークプロジェクトメンバーということで地域の町内会の方、学校ボランティアの方、地域包括支援センターの方、サポステ の方、社会福祉協議会の方、地域活動サポートオフィスさん、様々な立場の人に入ってもらい(ゆどうふからは辻岡、割田)、月に1~2回ミーティングを重ねてまいりましたが、その甲斐もあってようやく出発点に立てたという感じです。
本事業ですが、公益財団法人トヨタ財団様からの助成が決まりました。助成期間は1年間です。
この期間に、実際に作業を行いながら若者がこの活動に参加する上での苦労や懸念を浮き彫りにし、いかに地域課題を解決し得るかについて注目し、継続できるモデルのデザインが作れればと思っています。
また若者、地域の方々やスタッフで夕食会や音楽会、どこか出かける等レクリエーションもたくさん入れていけたらと思っています。
自分はわら一本だと思っていた若者が、人、社会と出会いを経ていく中で、そのわらが実はかけがえのない財産なんだと気付けますように。
このプロジェクトが長期ひきこもり状態にある方、何らかの特性が理由でうまく社会と折り合いをつけられないと感じている方にとって、いいきっかけになればと強く思っています。
現在、エントリーしてくれる若者、ボランティアで参加してくれる方を募集しています。
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